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占いは根本的な解決にはならない
はっきり言って、占いは気休めだ。
「あなたの未来はこうなるでしょう」「運命の出会いをするはずです」
そんな事を言われたところで、信用できないという人がほとんどだ。
それも当たり前で、占いを受けただけで何も行動しないなら、そりゃ昨日と同じ明日が続くだけだ。
参考書を買って頭が良くなった気がしても、実際に勉強しなければ意味がない。
正直、占いはその場の快楽を追い求めるエンターテインメントだと言ってしまえば、その通りだと思う。
占いとマッサージの共通点
「健康のためにマッサージに定期的に行っています」という人がいたら、アホだなと正直思う。
健康のためにマッサージに通うくらいなら、その金を使ってジムにでも通った方が、よっぽど健康には近づくだろう。
プロスポーツ選手が、身体のケアとしてマッサージを定期的にするのはなんとなく分かる。
それにマッサージ自体も、娯楽として通うのは分かる。
たまの休日や仕事帰りに、ひと時の幸せを味わうにはもってこいだろう。
でも、普通のそこらへんにいるOLやおっちゃんが、健康のためにマッサージに行っているとしたら、気休めじゃん、って思う。
占いもマッサージも、楽しみや娯楽、その場のリラックスやすっきりした感じ、それを味わうためのものであって、問題の根本的な解決をする場所ではないと思っている。
健康を阻害しているのは、凝り固まった身体ではなくて、凝り固まるような貧弱な身体や、その習慣だから。
そりゃ全てのマッサージに精通しているわけでもないから、マッサージにも健康的な効果はあるかもしれない。
でも9割以上の場合は、根本的な健康の解決というよりは、一時的な気休めやリセットの意味合いの方が強いだろう。
その点、占いも悩みを根本から解決してくれるわけではない。
「彼と復縁できますか」「転職は成功しますか」
それを占い師に聞いたところで、無責任な「できますよ」が聞こえてくるのが精いっぱいだ。
だからその場の単なる気休め、なんとなくスッキリした、それが精一杯の効果。
マッサージが存在するように、占いも存在していい
じゃあ占いなんて意味ないじゃんか、と言ってしまうのは、この世のあらゆる営みを否定しているくらい極論でもある。
占いは気休めだから、占いに行く自分を後ろめたく思うような人がいる。
知恵袋だなんだで、そういう空気を感じる質問はたまに見る。
どうせ友達とか同僚とかに言われたんだろう。「そんなの気休めだから意味ないよ」なんて。
だけど、それを言ってしまったら、マッサージだってエステだって、賽銭だって、よくわからんビジネスマンが、よくわからん頭が良くなった気がするだけの記事を読んでる事だって、究極的には気休めだ。
確かに少しくらいは何かプラスになっているのかもしれないが、かけるコストに比べたら、得られるものなんてほんのわずかなものしかないものに、みんなよくわからん理論をくっつけて、大金を払っている。
気休めしながら生きてるんだよ、人間は。
だから、街中に、その場限りのリラックスを提供するマッサージ店があるように、その場限りの癒しを提供する占い師が存在したっていいし、そこに通う占い好きがいたっていいと思う。
その場で癒しを受け取って、心を落ち着かせて、次の行動につなげるキッカケを掴むことができたら、最高だ。
でも必ずしも、問題の根本的な解決にならなくたって占いを受けていいし、気が向いた時だけ行動を変えるのでもいい。
だから、あまり世間の目とか、本当に意味があるのかとか、深く考えなくても、なんとなく受けてみたいな、という程度で、行ってみればいいと思う。
ただ、もちろんそれだけでは根本的な解決にはならない。
本当に何かを解決したくて、その状況を打開したくて占いを受けるのなら、その場で受けとった癒しを、次の行動を起こすためのガソリンにする意識は、持っていないといけないだろうけど。
もしそれを望むのであれば、お手伝いはさせて頂きます。
もちろん、単なる気休めの方も大歓迎です。
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